東慶寺はかつて、不法な夫から妻を救済する縁切り寺でした。このような宗教施設に駆け込んで、最終的に国家権力(幕府)が離婚を仰せ付ける制度は東慶寺と満徳寺(廃寺)の2つしかなく、東慶寺に現存する古文書約800点が「東慶寺文書」として、平成13年(2001)に重要文化財指定をうけました。ここではその一部をご紹介します。