木造彩色 水月観音坐像
岩にもたれて、水面に映った月を見る観音像。こうした姿の観音像は水墨画に多く、中国の宋から元時代に大流行した。中国で大流行したにもかかわらず、日本では鎌倉周辺にしか見られない。かつては室町時代あるいは南北朝時代の作とされていたが、頭髪や衣の写実的な表現がみごとであり、鎌倉時代13世紀の作と見られるようになった。銅製の冠、胸飾などは後世補われたもの。
神奈川県指定文化財
鎌倉時代・13世紀
像高34.0cm
木造、金泥塗・彩色、玉眼
- 拝観時間
- 毎月18日 9:00〜16:00
予約、お申し込みは必要ございません。
*月釜同時開催中*