小さな山門をくぐると、谷戸と呼ばれる鎌倉独特の地形に境内が広がります。墓苑まで続く石畳を中心に本堂、書院、茶室、宝物館が配置され、初春の梅、6月の花菖蒲やイワガラミなど四季を通じて、様々な草花が咲きます。
松岡宝蔵をすぎ、小さな観音さまの石像を右手に見ると、背の高い木々が増えていきます。そこから先は歴代住職、檀信徒の墓苑。男僧住持となった明治以降、特に釈 宗演老師の高徳を慕った各界著名な方の墓が多く存在します。