神奈川県指定文化財 彩色、玉眼入り 像高34.0 鎌倉時代 岩にもたれてくつろいだ姿勢をとる観音像。水面に映った月を見る姿と言われる。同様の姿は水墨画に多く、水月観音、楊柳観音、白衣観音などの名前がある。こうしたくつろいだ姿の観音像は、中国の宋から元時代に大流行したが、日本では鎌倉周辺にしか見られない。 銅製の冠、胸飾などは後世補われたもの。 〈 木造 聖観音立像 仏像へ戻る