この度、境内墓苑に永代供養墓を建立いたしました。
少子高齢化により、家族でのお墓の維持管理が困難になっている昨今。
お墓への納骨ではなく、海や山への散骨も流行しています。
しかし、私は人間の遺骨はお墓に葬るべきだと強く考えます。
墓前に花を生け、線香を焚き、手を合わせて、静かに故人を憶う。
この行為は祈る対象があってこそ、厳かに成り立つものです。
死者の証しである遺骨は、遺族の慰めになり、心のより所なのです。
未曾有の災害により、遺体遺骨が見つからず、辛い思いをしている方々が大勢います。
その遺族は故人が被災したであろう地に赴き、花を手向け、手を合わせているのです。
遺骨があることを当たり前に思ってはいけません。
弔えることに感謝してください。
人が具体的な人との関係の中に生きているように、故人も根無し草にしてはいけません。
それぞれの居場所があり、そこにきちんと存在することが大事なのです。
お申し込みにあたり、一つだけお願いがあります。
「永代供養のお墓ならどこでもいい」というお気持ちの方はお断りさせていただきます。
「東慶寺が好き」
「東慶寺で供養してもらいたい」
東慶寺の境内、墓苑の雰囲気を尊重してくださる方々のお申し込みをお待ちしております。
永代供養墓の詳細は
こちら(移行ページ最下部)よりご確認ください。
東慶寺住職
井上大光