かつて北鎌倉では、東京美術俱楽部の斎藤利助翁をはじめとした数寄者や文人が多く集い、各所で盛んに茶会が催されておりました。
残念ながら、現在では鎌倉で開催される茶会も限られるようになり、さらにコロナ禍の今、三密に近い環境で行われる茶道は危険視され、相次いで茶会が中止となり、茶の湯文化も大きな打撃を受けております。
鎌倉における茶の湯文化の復興と、境内にある裏千家ゆかりの茶室 寒雲亭の維持管理を目的とし、毎月18日の水月観音像御開帳に合わせ、本年3月より月釜を開催いたしたく、ここにご案内申し上げます。
茶道は清潔を重んじ、極めて清浄な環境で行われるものであり、そこに対策と工夫を忘れることなく、十分に留意し、開催していく所存であります。
茶道経験の有無、流派問わず、ご参加いただけますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
皆様からお預かりした会費は、垣根や門の修復をはじめ、露地をふくめた茶室の維持管理に充てさせていただきます。